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証拠金とロスカットとは?証拠金維持率の計算方法をわかりやすく解説

結論:証拠金とは、FXで取引するために業者へ預ける担保のお金です。ロスカットとは、含み損が増えて証拠金維持率が業者の定める水準を下回ったときに、保有ポジションが自動的に決済される仕組みのことです。ロスカットは損失の拡大を防ぐための制度ですが、発動する水準は業者によって異なります。

証拠金に関する用語

用語意味
口座資金(預託証拠金)口座に入金している金額
有効証拠金口座資金に、保有ポジションの含み損益などを加減した金額
必要証拠金ポジションを保有するために必要な担保の金額
証拠金維持率必要証拠金に対する有効証拠金の割合

必要証拠金の計算方法

必要証拠金=取引金額(レート×通貨数)÷ レバレッジ

例えばドル円が150円のときに1万通貨を取引する場合、取引金額は150万円です。国内個人口座の上限であるレバレッジ25倍なら、必要証拠金は150万円÷25=6万円です。

証拠金維持率の計算方法

証拠金維持率(%)=有効証拠金 ÷ 必要証拠金 × 100

計算例

口座に20万円を入金し、ドル円150.00円で1万通貨を買ったとします(必要証拠金6万円)。ここでは、わかりやすくするために必要証拠金は6万円のまま変わらないものとして計算します。

ドル円のレート含み損益有効証拠金証拠金維持率
150.00円0円200,000円約333%
145.00円−50,000円(500pips)150,000円250%
140.00円−100,000円(1,000pips)100,000円約167%
136.00円−140,000円(1,400pips)60,000円100%

仮にロスカット水準が証拠金維持率100%の業者であれば、この例では136.00円付近でロスカットが発動する計算になります。実際には、必要証拠金の再計算のタイミングやスプレッド、スリッページによって、ロスカットされる価格は前後します。証拠金の計算はFX計算ツールでも確認できます。

ロスカットの水準は業者によって異なる

国内業者では証拠金維持率50〜100%程度をロスカット水準とする例が多く見られますが、業者や口座の種類によって異なります。海外業者では、さらに低い水準に設定されていることもあります。また、ロスカットの前に「マージンコール(警告)」や「追証(追加証拠金)」の仕組みを設けている業者もあります。必ず利用する業者の規定を確認しましょう。

ロスカットでも損失が口座残高を超えることがある

相場の急変や週明けの窓開けなどで価格が大きく飛んだ場合、ロスカットが想定した価格で執行されず、口座残高を超える損失(マイナス残高)が発生することがあります。国内業者ではこの不足分を請求されるのが一般的です。海外業者の中には、マイナス残高を業者側が負担する「ゼロカット」制度を採用しているところもありますが、条件は業者によって異なります。

ロスカットを避けるための考え方

  • ロスカットに頼らず、自分で損切りの注文を入れておく
  • 実効レバレッジを抑え、証拠金維持率に余裕を持たせる
  • 1回の取引の許容損失を決め、資金管理の範囲内で取引する

よくある質問

ロスカットと損切りの違いは何ですか?

損切りはトレーダー自身が判断して損失を確定させることです。ロスカットは、証拠金維持率が一定水準を下回ったときに業者のシステムが自動的にポジションを決済する仕組みです。

証拠金維持率は何%あれば安全ですか?

一律の安全な水準はありません。相場の値動きの大きさや損切りの位置によって必要な余裕は変わります。維持率だけでなく、損切りした場合の損失額で管理することが大切です。

ロスカットされると口座のお金はゼロになりますか?

通常は、ロスカット水準に応じた証拠金が残った状態で決済されます。ただし急変時には想定より不利な価格で決済され、残高がマイナスになる可能性もあります。

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