この記事では、ニュージーランドドル円(ニュージー円)の実例をもとに、移動平均線とトレンドラインだけで判断するスキャルピング手法を解説します。結論から言うと、「4時間足と1時間足で20EMA・200SMAの向きをそろえ、1分足で三角持ち合いと目立つ高値のゾーンを作り、30分刻みの時刻に出たブレイクを狙う」という流れです。慣れれば1銘柄20〜30秒ほどで分析できるようになると動画では話しています。
生徒さんの実績
動画の後半では、個別に学んでいる生徒さんの変化について次のように語られています。
- 1年以上勝てずに悩み続けていた生徒さん:教わってから1日でチャートの見方が大きく変わり、勝てるようになった
- 1日30分ほどしかチャートを見なくても、1日1万円以上を安定して稼げるようになった人もたくさんいる、と紹介されています
※個人の結果であり、同じ成果を保証するものではありません。
また、生徒さんも分析を繰り返すうちに、1銘柄20〜30秒ほどで分析できるようになっていくと話しています。
この手法の全体像
- 4時間足:20EMAと200SMAの向きを確認(ショートなら右肩下がり)
- 1時間足:同じく20EMAと200SMAの向きを確認
- 1分足:上下にトレンドラインを引いて三角持ち合いを見つける
- 目立つ高値のヒゲの根元と先端にラインを引き、ゾーンにしてアラートを設定
- 30分刻みの時刻に、ゾーンでの反転とトレンドラインのブレイクが重なったら入る
動画ではFOREX.comのチャートを使っています。移動平均線やマルチタイムフレーム分析の基本は用語辞典で確認できます。
ステップ1:4時間足と1時間足で方向を確認
4時間足と1時間足で、20EMA(赤)と200SMA(黒)がどちらも右肩下がりになっていることを確認します。今回はショートの例なので右肩下がりですが、ロングなら右肩上がりです。ここまでは数秒で確認できます。
ステップ2:1分足でトレンドラインを引く
1分足に切り替え、下と上の両方にトレンドラインを引きます。上下から値動きが収縮していく「三角持ち合い」の形ができているかを見ます。トレンドラインの引き方もあわせて確認しておきましょう。
ステップ3:目立つ高値をゾーンにしてアラート
目立つ高値のローソク足の、ヒゲの根元と先端に2本のラインを引き、そのあいだをゾーンとして機能させます。その2本にアラートを設定しておけば、あとは待つだけです。ショートの場合は目立つ高値、ロングの場合は目立つ安値を見ます。ダブルトップの形を意識しているそうです。
ステップ4:30分刻みの時刻を狙う
動画では、00分と30分の開始時は市場参加者が多くなり、テクニカルが合っていれば値が伸びやすいと説明しています。本人は15時半〜17時半(ロンドン時間)や、21時〜22時半(ニューヨーク時間)の30分刻みを見ているそうです。時刻の5分ほど前に銘柄をチェックすれば十分とのことです。
30分刻みにこだわらなくても、形さえ良ければ伸びていくと補足しています。その場合は1日3回ほど形が出るそうです。
包み足が出るとさらに強い
解説の場面では、15時59分にゾーンの高値で陰線の包み足が出ていました。反転の傾向があるローソク足として、包み足やピンバーを挙げています。目立つ高値が意識され、00分の間際に大陰線で包み足になったことから強気にエントリーしたと解説しています。包み足は絶対条件ではありません。
ステップ5:損切りと利確
損切りは、直近の頂点か、その少し上あたりにタイトに置きます。テクニカルが間違っていれば反発して上がるので、そこで切るという考え方です。利確はリスクリワード1対1以上を目安にします。この例では、最大まで持てていればリスクリワード3.46〜3.51ほど取れる可能性があったと振り返っています。リスクリワードの基本もご確認ください。
守るべき3つの注意点
- 形が完璧にならないと入らない
- リスクリワード1対1以上を取る(なるべく引きつけてエントリーする)
- エントリーは朝9時から夜23時30分までのあいだに行う
ロットは少しずつ上げる
最初は小さい目標から始め、慣れてきたら少しずつロットを上げていくのがよいとしています。また、損切りまでの値幅をもとにロットを決めるよう注意しています。計算ツールを使うと、損切り幅からロットを計算しやすくなります。
負けには必ず原因がある
動画では「今回は負けちゃった、で終わらせない」ことを強調しています。10回中2回負けたら、その原因を突き詰めることが大切で、「勝率8割あるからいい」と次に進むのは思考の放棄だと話しています。
「言語化」すると同じ判断ができる
動画の後半では、なぜ同じエントリーを再現できるのかについても触れています。ジグザグの線で高値と安値をはっきり表示し、波に番号を振って数え、直近の高値を抜けたところをダウ転換として、その後の戻りを狙う。数字を数えられて、高値・安値・ダウ転換・戻りの意味が分かれば、誰でも同じ場所を判断できる、という考え方です。あいまいな「なんとなく」をなくし、条件を言葉にしておくことが、迷わないトレードにつながります。ダウ転換の考え方は別の記事でも詳しく解説しています。
よくある質問
本当に1分で分析できますか?
動画では実際に時間を測り、4時間足・1時間足の確認から1分足のライン引きまで、1分かからずにできていました。同じ手法を繰り返し分析すれば、1〜2か月で1銘柄20〜30秒ほどになると説明しています。
どの時間帯を見ればいいですか?
本人は15時半〜17時半と21時〜22時半の30分刻みを見ています。エントリー全体としては、朝9時から夜23時30分のあいだに限るのが注意点です。
包み足が出ていないと入れませんか?
包み足は絶対条件ではありません。目立つ高値(安値)のゾーン、三角持ち合いのブレイク、時刻がそろっていれば候補になります。包み足が出ると、なお良いという位置づけです。
まとめ
この手法は、4時間足・1時間足で20EMAと200SMAの向きをそろえ、1分足で三角持ち合いと目立つ高値のゾーンを作り、30分刻みの時刻にブレイクを狙うシンプルな流れです。形が完璧になるまで待つこと、リスクリワード1対1以上を取ること、9時〜23時30分に限ることの3点を守り、少ないロットから検証していきましょう。
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