価格が大きく伸びる前には、必ず値動きが「収縮」する。この相場の原理原則を使って、5分足で200SMAのブレイクを狙うのが今回の手法です。日足・4時間足・1時間足で方向をそろえ、5分足では上下2点タッチのトレンドラインで収縮を確認してから入ります。
アラートを使えば分析は1回5〜10分ほどで済むので、チャートに張り付けない兼業トレーダーの方にも向いた考え方です。
相場の原理原則:伸びる前には必ず収縮が起こる
値動きが小さく収縮すると、そのぶんエネルギーが溜まり、どちらかの方向に弾けて伸びやすくなります。人が高く跳ぶ前に一度しゃがむのと同じで、バネもぎゅっと縮めるほど大きく弾けますよね。
この「収縮→ブレイク」の形を見極められれば、エントリー後に逆行しにくい場面を選べるようになります。同じ考え方は価格が伸びる直前を狙う方法でも詳しく解説しています。
エントリーまでの4ステップ(ロングの場合)
ステップ1:日足の20EMAが右肩上がり
まず日足で20EMAが右肩上がりになっていることを確認します。大きな流れが上向きであることが前提です。
ステップ2:4時間足・1時間足の200SMAが右肩上がり
次に4時間足と1時間足の200SMAがどちらも右肩上がりであること。さらに1時間足では、価格が200SMAにタッチしていることが条件です。マルチタイムフレームで上位足の方向をそろえるイメージです。
ステップ3:5分足でトレンドラインを引く
5分足に切り替え、200SMAにアラートを設定して、価格がタッチするのを待ちます。タッチしたら、上下それぞれ起点から1点・2点とタッチしたトレンドラインを引き、価格が収縮しているかを確認します。ラインは実体にめり込ませず、ヒゲに合わせて引きます。トレンドラインの基本も確認しておきましょう。
ステップ4:200SMAのブレイクを待つ
上下2点タッチのトレンドラインで収縮が確認できたら、あとはタイミングです。ローソク足の実体が5分足の200SMAを抜けたら、その終値でエントリーします。
損切りと利確のルール
- 損切り:5分足の20EMAをローソク足の実体が割れたら
- 利確:1時間足の200SMAをローソク足の実体が抜けたら
4時間足・1時間足の波をもとに5分足でエントリーしているので、利確の基準も1時間足に置くという考え方です。動画の例では、TradingViewのロングポジションツールで測ったところリスクリワードが19.45になりました。もちろん毎回このような結果になるわけではありません。
TradingViewのアラート設定のポイント
移動平均線の上で右クリックすると「SMA200 クローズにアラートを追加」が表示されます。条件を「価格」、交差の値を「SMA200 クローズ」にし、トリガーは次のどちらかを選びます。
- 1回限り:価格がMAに触れた瞬間に通知(今回のタッチ待ちに使う)
- バーの終値ごとに1回:ローソク足の終値がMAを交差したときに通知
通知はスマホのアプリ通知、画面左下のトースト通知、Eメールから選べます。設定したアラートは画面右上の「アラート」から確認できます。張り付かずに済むよう、アラートはぜひ活用してください。
勝つためには「手法・検証・フィードバック」のバランス
動画では、FXで勝つためには手法・検証・フィードバックの3つのバランスが大切だと話しています。手法やフィードバックは教えてもらえても、検証だけは自分でやるしかありません。
また、独学だとトレンドラインの引き方そのものが間違っていて結果が出ない、ということもよくあります。自分の分析が合っているかを確認しながら、繰り返し検証することが上達の近道です。勉強の順番に迷ったら初心者がFXで億を目指すためのロードマップも参考にしてください。
よくある質問
なぜ5分足の200SMAを基準にするのですか?
200SMAは抵抗帯として意識されやすく、それを実体でブレイクすることが、収縮後に方向が決まったサインになると考えているからです。上位足の方向とそろっていることが前提です。
ショートの場合も使えますか?
動画ではロングの例で解説していますが、考え方としては各時間足の移動平均線が右肩下がりの場面で、逆の条件を確認することになります。過去チャートで十分に検証してから使ってください。
損切りが20EMAの実体割れだと、損失が大きくなりませんか?
エントリー位置から20EMAまでの距離によって損失額は変わります。事前に損切り幅を確認し、許容できる金額になるようロットを調整しましょう。FX計算ツールが便利です。
まとめ
- 価格は伸びる前に収縮する。この原理原則を手法に取り入れる
- 日足20EMA、4時間足・1時間足200SMAが右肩上がりで、1時間足200SMAにタッチ
- 5分足で200SMAタッチ→上下2点タッチのトレンドラインで収縮を確認
- 5分足200SMAの実体ブレイクでエントリー、損切りは5分足20EMA、利確は1時間足200SMA
- アラートを使えば張り付かずに運用できる
1つのエントリーポイントを極めると、ほかの場面でも同じ形を探せるようになります。まずは過去チャートでこの形を繰り返し探してみてください。
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※本記事は相場の分析方法を解説するもので、将来の利益を保証するものではありません。FX取引には元本を上回る損失が出るリスクがあります。お取引はご自身の判断と責任で行ってください。(運営者情報・免責事項)
