この記事では、「水平線はどの時間足で引けばいいのか」という迷いに対して、動画で語られている答えを解説します。結論から言うと、「これが正解という時間足は存在しない」というのが動画の主張です。見るべきなのは、価格が3回止められた線(3点タッチ)をブレイクしたかどうか。上位足は主役ではなく、伸びる方向を後押しする脇役として使います。
生徒さんの実績
動画の後半では、この考え方をもとにしたインジケーターを使った生徒さんの例が紹介されています。
- 生徒Aさん:最初はFX初心者。インジケーターを使って2か月で50万円以上の利益
動画では「やる気と覚悟があった」と語られています。
※個人の結果であり、同じ成果を保証するものではありません。
「有名人が言うから正しい」が落とし穴
動画の冒頭では、登録者137万人の海外トレーダー(The Trading Geek)の「日足と4時間足で判断する」という言葉を紹介したうえで、それを「有名人が言うなら正しい」とうのみにしてしまう権威バイアスこそが勝てない原因になりうると指摘しています。そのうえで、チャートに「これだ」という時間足は存在しないと話しています。
水平線を決めるのは「時間」ではなく「感情の限界」
相場を動かしているのは人間の感情です。含み損の恐怖や利益への欲望に「これは4時間足レベル」といった区別はありません。水平線で大切なのは時間足ではなく、注文の密度と、人の感情の限界のバランスだと説明しています。
空手のたとえも印象的です。小学6年生がトッププロに勝つには、みぞおちを1回強く叩くより、100回叩き続けるほうが確実。人には筋肉や痛み、感情の限界があり、何度も試されてついに限界を超えたとき、価格は元に戻らず一気に突き抜ける、という考え方です。
3点タッチ後のブレイクが伸びやすい理由
動画のクイズでは、ヒゲで1点・2点・3点と結ばれた水平線を上にブレイクした場面が出され、正解は「上昇」でした。チャートが伸びやすいのは3点タッチ以上のブレイクから、というのが最初に覚えるべき基礎とされています。
「仏の顔も三度まで」「三度目の正直」「3本の矢」など、3は区切りの数字として人の記憶にすり込まれており、この心理的な節目を超えたときに水平線の破壊力が生まれる、と説明しています。レジスタンス・サポートの基本もあわせて確認しておきましょう。
水平線でもトレンドラインでも同じ
3点タッチは、水平線でも斜めのトレンドラインでも同じ効力を持つとしています。大事なのは線がまっすぐか斜めかではなく、「何度試しても超えられなかった」という心理的な壁の高さです。トレンドラインの記事もあわせて読んでみてください。
ブレイク後に買いが重なる仕組み
上にブレイクしたとき、ショートしていた人は高値の少し上に損切りを置いていることが多く、その損切りは買い戻し、つまり買い注文になります。3点タッチのブレイクを見て新しく買う人、もともと買っていた人、ショート勢の損切りによる買い戻しが重なるため、価格は大きく上昇しやすいと説明しています。ストップ狩りの記事も参考になります。
200SMAで方向を決める
実際のチャート解説では、200SMAを使って方向を決めています。
- 200SMAより上にいるときはロング
- 200SMAより下にいるときはショート
- そのうえで、3点以上タッチした線のブレイクを狙う
長いあいだ200SMAの下にいた価格が、久しぶりに実体で上抜けると、世界中のトレーダーの目線が上に切り替わり、上昇の圧力が強くなるそうです。1か月ダイエットした人がケーキを一口食べたら止まらないように、我慢した期間が長いほど伸びる、というたとえで説明しています。移動平均線の基本もあわせて確認しておくと安心です。
人が活動している時間帯を狙う
ローソク足は、朝起きて日中に活動し夜に眠るという、人間の生活リズムの記録でもあります。人が活動していない夜は市場の動きも鈍くなりやすいため、3点ブレイクは人が起きている活動時間帯に出たものほど勢いよく伸びる、という定義を加えています。夜中のブレイクが悪いわけではありませんが、この視点を持つとトレードの精度が一段上がると話しています。
上位足は「主役」ではなく「追い風」
動画では5分足の3点タッチブレイクを例に、1時間足と4時間足も確認しています。1時間足はトレンドラインを急騰でブレイクしたあとの戻しで上昇の圧力がたまっている状態、4時間足は大陰線で急落したあと安値を実体でブレイクし、下目線の形でした。
ここで「4時間足は下目線、1時間足は上目線。では5分足はどちらに入ればいいのか」と迷うことが、マルチタイムフレーム分析を難しくしている原因だと指摘しています。5分足単体でもブレイクは成立し、1時間足はそのブレイクを後押ししてくれる。その発想だけで十分で、4時間足の目線で悩む必要はないという整理です。マルチタイムフレーム分析の基本と比べて読むと、違いがよく分かります。
よくある質問
本当に4時間足は見なくていいのですか?
動画では、上位足は関係ないわけではなく、主役ではないという位置づけです。エントリーの判断は3点タッチのブレイクで行い、上位足は値幅を伸ばす追い風として使います。上位足どうしの目線が食い違って判断が鈍るくらいなら、その分析は手放してよいという考え方です。
3点タッチはヒゲで数えますか?
動画の例では、ヒゲで1点・2点・3点と結ばれている線を使っています。3点タッチした線を、4回目でブレイクしたときにエントリーするのが望ましいと説明されています。
夜中のブレイクは狙わないほうがいいですか?
悪いわけではないとしています。ただ、人が起きて活動している時間帯のブレイクのほうが勢いよく伸びやすいので、その時間帯を優先すると成績が一段上がると話しています。
まとめ
動画のポイントは3つです。1つ目は、上位足どうしの矛盾というノイズを手放すこと。2つ目は、水平線でも斜めの線でも、価格が3回止められたという事実を見ること。3つ目は、その壁をブレイクした瞬間に損切りの買い戻しなどが重なり、価格が伸びやすくなること。200SMAで方向を決め、人が活動している時間帯の3点ブレイクに絞って、たくさん検証していきましょう。
あわせて読みたい
この記事の内容を、もっと深く学びたい方へ
ASAMIのロジックを解説した動画を無料でお届けしています。
※本記事は相場の分析方法を解説するもので、将来の利益を保証するものではありません。FX取引には元本を上回る損失が出るリスクがあります。お取引はご自身の判断と責任で行ってください。(運営者情報・免責事項)
