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移動平均線の収縮ブレイク手法|MAの束とトレンドラインで狙う5ステップ

移動平均線の収縮ブレイク手法|MAの束とトレンドラインで狙う5ステップ

この記事では、移動平均線(MA)だけを使ったシンプルな手法を、動画の内容にそって5つのステップで解説します。結論から言うと、「赤いMAの束がギュッと収縮したところで、トレンドラインをブレイクした足に乗る」というのがこの手法の核です。上位足を見なくても5分足ひとつで判断できるように組み立てられているので、マルチタイムフレーム分析が苦手な方にも取り組みやすい内容です。

目次

この手法の全体像(5ステップ)

動画では、手法の流れを次の5ステップで説明しています。

  • ステップ1:移動平均線を入れる
  • ステップ2:移動平均線の収縮を見る
  • ステップ3:トレンドラインを引く
  • ステップ4:時間を確認する
  • ステップ5:利確・損切りを設定する

解説ではポンド円の5分足を使っていますが、ほかの銘柄でも通用すると話しています。チャートはTradingView(トレーディングビュー)を使い、銘柄はFOREX.comのポンド円を表示しています。

ステップ1:移動平均線を設定する

インジケーターの検索窓で「3MA」と入力し、「3MA with Perfect Order Alert」を追加します。これを3回追加して、次のように設定します。

1つ目:10・20・30EMA(パーフェクトオーダー確認用)

期間を10・20・30にして、MAタイプをすべてEMAにします。カラーバックグラウンドにチェックを入れ、線そのものは非表示にします。10・20・30EMAが短期・中期・長期の順にきれいに並んだ状態を「パーフェクトオーダー」と呼び、背景の色で勢いの方向がひと目で分かるようになります。ショートなら背景がピンク、ロングなら緑になっているのが望ましい形です。

2つ目と3つ目:赤いMAの束

2つ目は75EMA・200SMA・200EMA、3つ目は400SMA・400EMA・1200EMAに設定し、すべて赤色にします。さらに1200SMAを黒で表示します。この6本の赤いMAの束と、黒の1200SMAを重点的に見ていくのがこの手法の特徴です。移動平均線の基本が不安な方は、先に用語辞典で確認しておくと理解しやすくなります。

ステップ2:MAの収縮を見る

動画では、MAもローソク足と同じように「どんどん収縮していってブレイクしたら伸びやすい」という法則があると説明しています。移動平均線はローソク足の終値を結んだものなので、それが収縮しているということは、ブレイクしやすい状態になっているということです。

収縮の目安は、赤いMAの束の端から端までの値幅です。TradingViewの「価格範囲」ツールで測り、30pips以内ならクリアとします。解説の場面ではポンド円で26.5pipsだったので条件クリアでした。銘柄によってpipsの感覚は少し変わると補足されています。pipsの意味もあわせて確認しておきましょう。

ステップ3:トレンドラインを引く

起点を作ったあと、ヒゲ先で2点タッチしていることを確認してトレンドラインを引きます。ローソク足がこのラインをブレイクしたらエントリーの候補です。反対側のラインは「あったらいいな」程度で、絶対条件ではないとのことです。トレンドラインの引き方はトレンドラインの解説記事でも詳しく紹介しています。

1200SMAで上位足の代わりをさせる

上位足をいちいち確認するのは手間がかかるため、この手法では5分足に1200SMAを表示して、5分足だけで完結させています。ショートならブレイクした足の終値が1200SMAより下、ロングなら上にあることが条件です。絶対ではないものの、なるべく守るようにと話しています。もしブレイクした足が1200SMAの反対側にある場合は、1200SMAを抜けるまで待ってからエントリーするのがワンポイントアドバイスです。マルチタイムフレーム分析の考え方を1本のMAで代用しているイメージです。

ステップ4:時間帯を確認する

5分足では、日本時間の9時から23時30分までにブレイクした足でエントリーします。解説例のエントリーは13時30分だったので条件を満たしていました。

ステップ5:利確と損切りを決める

損切りは、いちばん遠い赤いMAに置きます(黒の1200SMAは除外)。今回は「負けないこと」を重視しているため、あえて広めに設定しているそうです。慣れてきて検証を重ねれば、もっと近くに置いても構わないとのことです。

利確は、ローソク足が75EMAを実体で抜けたところで統一します。エントリーはブレイクした足の終値です。動画内の検証例では、リスクリワードが0.7、3.31、5.49という結果でした。0.7のケースは負けてはいないものの、あまり良いトレードとは言えないと正直に話しています。リスクリワードの考え方もあわせて押さえておきましょう。

精度を上げるためのポイント

  • 10・20・30EMAがパーフェクトオーダーになった状態でブレイクするのが望ましい
  • 1200SMAまで含めて全部のMAが三角形の中に収まるほど収縮していると、さらに良い形になる
  • 回数は減っても、勝てるポイントだけを厳選して見送るスキルを身につける

動画では、欲を我慢して入れそうなところを見送ることも大切なスキルだと強調しています。きれいな形を何度も検証していくと、どんな形が伸びやすいのかが自分でも分かってくるそうです。

よくある質問

5分足以外でも使えますか?

動画で解説しているのは5分足での使い方です。時間帯の条件(9時〜23時30分)も5分足の場合として説明されています。ほかの時間足で使う場合は、ご自身で検証してから取り入れるのがおすすめです。

MAの束が30pipsを超えていたら入らないのですか?

動画では30pipsを目安として、それ以内であれば収縮の条件クリアとしています。銘柄によってpipsの感覚は少し違うと補足されているので、扱う銘柄ごとに目安を確認しておくとよいでしょう。

損切りが遠くて怖いのですが…

今回は負けないことを重視して、いちばん遠い赤いMAに損切りを置いています。動画では、アグレッシブな人は近くに置いてもよいと話しています。どちらにするかは、検証結果やご自身の資金管理に合わせて決めましょう。

まとめ

この手法は、赤いMAの束が収縮したところで、2点タッチのトレンドラインをブレイクした足に乗るというシンプルな考え方です。1200SMAで方向を確認し、9時〜23時30分の時間帯に絞ることで、5分足だけで判断を完結させています。利確は75EMAの実体抜け、損切りはいちばん遠い赤いMAというルールも明確です。まずは過去チャートでたくさん検証し、きれいな形を見分ける目を養っていきましょう。

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